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07日目!ボラレてたまるか!リキシャマンとの戦い -アフマダーバード- [インド旅行記-アフマダーバード-]

 bus.JPG


ーーーーー起きろ、こら!着いたぞ!
うるしゃい、目覚ましなってないからまだ寝るのぉ
・・・

ーーーおい、着いたっていってるじゃねぇか!おきろ!!
え、着いたの・・・?

「さっきから言ってんじゃねぇか!おまえ以外の客はもう降りて行ったぞ!」
ほんとぅだぁ。じゃ・・・おりる。

脳みそはあと5分寝かせてよモードであるが、
状況はそれを許してくれない。



外に出るとあれほどいた乗客はどこへやら、
まわりにはリキシャマンしかいなかった。

あうう、ねむいよー。

「おうい!」とその中のリキシャマンがオレに声をかける。
うん?

「リキシャ!」
うん。知ってる。

「駅!ホテルいっぱいあるぞ。」
うん、なんぼ?zzz

「ここにメーターがある。これの通りだ。」
寝ぼけまなこでみると確かにメーターがあり0300と出ている。
じゃあ、おねがい。

「おお、乗れ乗れ!」

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細い目のまま、5分ほど乗るとすぐに駅についた。

ふーありがとー。なんぼ?
「500ルピーだ!」
うん?

「500ルピー!このメーターのとおりだ!」
はぁ????

「とっと払え!!!!!!!」

くそがぁっぁぁぁぁぁっぁぁぁっっぁぁぁぁっぁ!!!!!!!!
やられたぁあああああああ!!!!!!!

ち、ちくしょう!
こんな速攻でアジャールに電話をかけるような自体に陥るとは!

だいたい500ルピーってなんだよ!
3日間付き合ってくれたアジャールに払った金と同じじゃねえか!!!!
ふざけんなよ!!!!!!!クズ野郎!!!

しかも、メーターちっとも動いてねぇじゃん!
初めとおなじ『0300』のままだろうが!

しかし辺りを見渡すと早朝でもあり、駅近くだが人通りはない。
ここで怒鳴り散らして、逆上させるとアグラーの学生みたいに・・・

い、いかん!考えろ!考えるんだ!


「おい!聞こえてんのか!カネだ!カネ!」

オレはポケットに手を突っ込み、
彼の肩に手をかけ、まぁ待ってよ。と金を出す素振りを見せた。

しかし取り出したのはカネではなくタバコである。
まぁ、落ち着こう。
これは日本のタバコだ。うまいぞ?吸ってみなよ。
と、みるからに頭の悪そうなリキシャマンに一本差し出す。

どうだ?うまいだろ。
「うん?ああ、まぁまぁだな。それより・・・」

日本ではそのタバコ一本600ルピーするんだぜ?
「な?そんなにするのか!」

・・・するわけねぇだろ。と思いながらも、笑いを噛み殺しうなずく。

ああ、それは日本で一番高いタバコだ。
運賃は500ルピーだったかな?
それは600ルピー、ってことはオレに100ルピーくれるのか?

「は、はぁ!!!!ふざけんな!!!!!」

まぁまぁ、落ち着きなよ。
さっきの道路、大きな穴が開いてたよな?

「それがどうしたぁ!!!!!!」

君は、見事にそれを避け運転していた。只者じゃない。
「お、おう。」

すごい、ドライビングテクニックだった。
「そ、そうか?」

オレにはカネを払う用意がある。とポケットにもう一度手を入れ
50ルピーともう一本たばこを取り出した。

君のドライビングテクニックにはこれだけの価値がある。
600ルピーのタバコ2本、あと50ルピー、これでいくら儲けたと思う?

「すごいな。1000ルピーか。」*脚注 バカだから計算できてない。

そうだ、500ルピーなんて目じゃない。
大儲けだ。このスペシャルなモノを受け取って欲しい。

そう言って無理やりリキシャマンの手にそれを押し込むと、
オレは風のような早さでその場を去った。


バ、バカが相手で助かったぁあああ!
ってか、やばかった!やばかったよ!
インドこえーよ!!!
つーか、バカ!オレのバカ!!アジャールがあんなに言ってたのに!
うわぁあああんんん!
アジャールにあいたいよおおおおおおおおおお!!!!!
 
 
 
 
 
目を真っ赤にしたオレはとりあえず、
近くのホテルに入り、
ウップンを晴らすがごとく鬼のような値段交渉をし
この日は一日ふて寝することにしたのである。

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《インド旅史上ナンバーワンの汚部屋でした。》

RIMG0326.JPG
《トイレも含めてブッチギリ》



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