SSブログ

10日目!後編 安宿ホテル事情と兄貴の狙い -ジョードプル- [インド旅行記-ジョードプル-]

RIMG0121.JPG
《兄貴のホテルから城を望む》
「ありがとうな。いっぱい食え。」
ぱくぱく。ノープロだよ。ぱくぱく。

兄貴のホテルの屋上には、レストランが併設されている。
「なんでも頼め。タダだ。」

タダほど怖いものはないというが、それは理由がない場合である。
当然、遠慮せず一番高いマトンカレーを頬張るオレ。

チャイを持ってきたおっさんは
「実は弟のホテルで相談があるんだ。」とオレに持ちかける。
うん?なに?

「いや、あそこ、ほんとに客来なくてよ。」
まぁ場所が難しいよね。いい宿だから、もったいないけど。

「で、お前に頼みがある。」
できることならいいよ。できないことはしないけど。

「お前、なんでオレのホテル選んだんだ?」
うん?チャイ仲間がいいホテルだって言うから、来たんだけど。

「そりゃ、レアケースだ。実は俺のホテルは日本人が多いんだ。」
そうなの?

「理由はわかるか?」
さぁ?

「そのガイドブックだ。おれのホテルが紹介されている。」
地球の歩き方を広げるとたしかに載っている。
おお本当だ。すげえじゃん。

「本当にすげえんだよ。それに載ってからホテルの売上は10倍に上がったしな。」
ええ!?これそんなすごいの?

「オレ達の業界では魔法の本って言われてるぞ。」
まじかよ。この本がねぇ・・・

「で、本題だ。その本の後ろに手紙がついてるだろ?」
あー、わかった。君の弟のホテルについて・・・

「そう、ここで書いてやって欲しいんだ。」
いいよ。実際いいホテルだったし。_〆(・ω・` )カキカキ

こんな感じでいい?住所とかはそっちで書いといてよ。

「おお!おおお!ありがとうな!明日も明後日も来い。チャイおごってやるから!」
彼は手紙を受け取ると、そう言い残し、郵便局に駆けていった。


*脚注 日本に帰国した後、兄貴からメールがあってスタッフが来たそうです。
きちんと調査するんだとビックリしました。




Sponsored Links



nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:旅行

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

トラックバックの受付は締め切りました
広告スペース
Copyright © インド旅行記 のび太、はじめてのバックパッカー体験記 All Rights Reserved.

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。