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25日目!後編 大菩提寺(マハーボーディー寺)菩提樹の下で -ブッダガヤ- [インド旅行記-ブッダガヤ-]

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《写真を取り合う坊主たち》


ブッダガヤの駅からリキシャで
田園風景を超えるとブッダガヤの街に着く。

宿をとったオレ達は仏陀が悟りを開いた場所、
大菩提寺(マハーボーディー寺)に向かう。

まぁ、すでにオレのように悟り開きっぱなしの人間には、必要のない場所ではあるが
IZAM君はまだまだ修行が足りていないので無理にでも連れていかねばなるまい。


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その途中にチベット人の難民市場があったので寄ってみる。

歩く、歩く、歩く。

おお・・・誰も話しかけてこない・・・
バラナシであれば、市場に入る前に客引きが群がるであろうに・・・

彼らチベタンにインド人のあのアグレッシブさの1%でもあれば
国を奪われることもなかったのかもしれない。

しかしや・・・オレは彼らのこの押しの弱さ・・・大好きやで・・・


IZAM君もなにやら心を打たれたようで
「お土産買いましょうよ、Donation(寄付)っすよ」と何故か英語を交え提案してきた。
うん、オレも大賛成である。メルティラブ。

「すいませーん、このお香立ていくらっすか?」
IZAM君が値段を聞くと、
店主のおばちゃんは、ようやくオレ達と目を合わせ50ルピーとつぶやいた。

----ちくしょう!なんでそんなに商売っ気がないんだ!!!
始めは500ルピーからスタートして100ルピーくらいで着地させるだろ!!!

うう・・・そういうとこも大好きやで・・・

オレもIZAM君も無言で50ルピーを差し出す。

彼らがこの魑魅魍魎うずまくインドの大地で生きていくこと。
その難しさを思うと、涙が止まらない。

そして、更なる寄付をと近くの食堂で
チベット料理のモモやテンツクなるものを食しブッダガヤの街に出た。



ブッダガヤは仏教徒が多いからか、居心地が良い街だ。
客引きもそれほどしつこくない割に、
外国人慣れもしているので、落ち着いて街を回ることができる。

まぁほとんどの旅行客がバラナシに行った後に来る場所なので、
2割増しくらいで好印象になるとは思うが。


そんな落ち着いた雰囲気のなか、
IZAM君と大菩提寺へ向かっていると、
突如、とてもつもない音の爆発音がした。

な、なんだ??周りのインド人たちも驚いて悲鳴をあげ
キャーキャーとあたりは騒然となっている。

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「テロ?テロっすか?」
IZAM君がオレに問いかける。
しかし周りを見渡しても、煙も火もあがっていないし、人も倒れていない。

狐につままれた思いでIZAM君と目を合わせる。

・・・結局なんだったのかな?あれは。



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大菩薩寺に着くと、日本の五重塔とはまるで形の違う仏塔がそびえていた。
塔の由来は元々、ブッダの骨などに盛り土をし
それを囲うようにレンガで覆ったのが始まりと言われている。

そう考えると本物の塔とはこうであったのかと感慨深いものがある。

そしてなによりデカイ。ムダに大迫力だ。

日本に、写真もなく伝言ゲームでこの塔という存在を伝えるならば
この建造物としてのインパクトがすごすぎて、
『塔=大きくて高い建物』という意味で伝わってしまうのもムリはない。


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そして、その仏塔の後ろには菩提樹が生えている。

ここでブッダが悟りを開いたのだ。
ちなみに枯れたり切られたりで、この菩提樹は三代目だそうだ。


見ると各国の僧侶がその菩提樹の周りで座禅をしている。
そこからは各国それぞれに伝わったマントラが聴こえてくる。
ここにたどり着いた感動で五体投地をするチベット人。

なんとも言えないその雰因気に、IZAM君とオレもそれに混じってみる。
 
菩提樹はいつものことだと言わんばかりに
風にゆられ、ひらりひらりと葉っぱを頭上に降らせていた。



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